「君と話したいことだらけ」と
歌う「あいうえおんがく」(GReeeeN)の
ピアノ弾語りをアップしました。
「話したいこと」だけでなく、
「言いたいこと」も一緒にブログにします。
今回のブログテーマは「賃上げ」です。
1 冒頭
私ごときが賃上げに言及したところで、
何の影響もないことは分かっています。
それでも、
私自身の頭の整理には役立ちます。
また、賃上げと外国人の就労には
密接な関係があります。
私は業務上「外国人の就労」を
取り扱っているため、
「賃上げ」と私の業務を関連づけて考えることで、
業務への還元にもつながるかもしれません。
日本では、長らく「賃上げ」が起きていないようです。
では次に、「賃上げが起きない理由」について考えます。
3 賃上げをしない理由
賃上げが起きない原因は、
大きく2つ考えられます。
給料とは、
就労者の労働に対する対価です。
この就労は、
企業が提示した条件に対して
就労者が承諾することで決定します。
現状の給料のままでも応募がある職種では、
給料は上がりません。
逆に、現状の給料で応募がない場合には、
企業は給料を上げて再募集を行い、
その結果として賃上げが発生します。
つまり、
1つ目の原因は
「賃上げをしなくても求職がある場合」です。
この場合、あえて賃上げをする必要がなく、
結果的に賃上げは起こりません。
2つ目の原因は
「賃上げをしたら会社の利益がなくなる場合」です。
今回は、この2つ目の理由には深入りしません。
ここでは、
1つ目の
「賃上げをする必要がない」状況に
注目します。
労働人口は減少しています。
企業は限られた労働力を確保するために、
より高い給料を提示して
採用活動を行うはずです。
したがって、
本来なら労働人口の減少があれば
賃上げが起こるはずです。
しかし、
現状では賃上げは生じていません。
とても不思議なことです。
ここで、「労働者」を日本人に限定せず、
日本国内にいる「外国人」も含めて考えてみます。
外国人を含めた労働人口を見ても、
依然として全体として不足しているように思えます。
それでも、
外国人がいることによって、
なんとか給料を上げずとも
労働者を確保できているという状況が
考えられます。
4 外国人労働と賃上げの関係
労働人口が減少しているにもかかわらず、
外国人の就労目的の入国を認めているのは、
求職者の減少を外国人によって補うという政策を
採用しているためです。
そして、
現在この「外国人受け入れ」は
賛否を呼ぶ社会問題になっています。
先進国では、
外国人を受け入れすぎた結果、
さまざまな社会問題が発生しています。
諸外国の事例から、
人口の約10%程度を受け入れの上限とする基準が
あるようです。
日本では、
まだ全体の約3%にすぎませんが、
それでもすでに社会問題として扱われています。
今後も選挙のたびに、
この問題は争点になるでしょう。
とはいえ、
10%に達していない段階で制限をしても、
すでに日本に居住している外国人を起点に、
外国人居住者は増えていきます。
理由は2つあります。
ひとつは国際結婚の増加、
もうひとつは在留外国人による子の出生です。
日本人と外国人の国際結婚も増加しています。
また、日本にいる外国人は家庭を築き、子供をもうけます。
こうして結果的に、外国人居住者は増え続けます。
このように考えると、
外国人比率を10%に抑えることは、
現実的には極めて難しいといえます。
5 未来志向の鎖国
一方で、
経済政策としては
「賃上げ」の要請があります。
賃上げを目指しつつ外国人労働の受け入れを考えると、
極端ではありますが、
ひとつの政策が浮かびます。
それは
「就労目的での外国人の訪日を禁止する」という政策です。
上述のように、
日本全体の日本人を対象にした労働人口は
顕著な減少傾向にあります。
企業としては、
少ない労働人口から採用活動を行うために、
賃上げをせざるを得ません。
こうして「就労目的での外国人の訪日を禁止する」ことにより、
賃上げが起きることは
明らかといえます。
さらに、
この政策により賃上げのみならず、
企業は、労働人口が減少する社会において、
人間以外の労働力、つまり省人化・自動化を進めざるを得なくなります。
そもそも技術革新とは、
省人化・自動化を指向するものです。
大企業はこの方向へ持てるリソースを全振りします。
その結果、
安価な外国人労働に依存せず、
長期的な経済社会の目的を見失うこともなくなります。
さらに、その技術が確立すれば、
現代のグローバル社会では全世界がマーケットになります。
一方で、外国人就労を禁止すれば、
給料を受け取る就労者の総数は減少します。
その分、全消費量も減るでしょう。
しかし、
この減少分の金銭を別の政策パッケージで補えば、
消費の冷え込みを緩和できるようにも思えます。
そう考えると、
今の3%という段階で受け入れを制限するのは、
一つの魅力的な選択肢のようにも感じられます。
6 文化への波及
この政策は、
経済だけでなく文化にも強烈な個性をもたらします
日本の文化・風習が最も独自性を発揮したのは
江戸時代です。
そして、その背景には
「鎖国」という強烈な政策がありました。
外国との接触を断ったことが、
結果として日本固有の文化や美意識を生み出しました。
それならば、
過去の先例にならい、
未来志向の鎖国をしてみるのも一つの発想かもしれません。
鎖国の結果がどうなるかは、
実際に鎖国をした未来にしか分かりません。
しかし、そこでしか生まれないものがあります。
その可能性に心が動かされます。
現在のエンターテイメント・芸能・文化にさらに独自色が加わり、
あるいは全く未知のエンターテイメント・芸能・文化が創出され、
今までよりもますます日本発信のコンテンツが
人気を博する予感に満たされます。
