概要
司法試験予備試験の論文が不合格でした。
いったん司法試験から離れ、
他に夢中になれるものをみつけたいです。
【世界一やさしい「やりたいこと」の
見つけ方 (八木甚平)】を読み、
「やりたいこと」を見つけようとしました。
1 司法試験予備試験論文不合格
私は今年(令和4年)司法試験予備試験を受験しました。
先日、この論文試験の結果が発表されました。
この論文試験は不合格でした。
私はこの受験に備えおよそ半年間、
個人事業をしながら受験勉強も両立してきました。
このような両立は初めての経験です。
初めての経験ゆえに、
未知の経験をしているワクワク感と緊張感
それに合格への甘い期待があり、
勉強への意欲は強かったです。
「この試験の不合格が確定した今、
次の受験はどうするか」を考えてみると、
「もう一度トライしても勉強に集中できるか」
あまり自信がありません。
2「やりたいこと」の見つけかた(八木仁平)
(1)経緯
ところで、
今の私のように「なにをやろうか」と考える人向けに
その進路を導く本はたくさんあります。
これらの本のうち、
【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド】
(著者:八木仁平)
(著者のオフィシャルホームページのリンクを貼りつけます
https://www.jimpei.net)】なる本をみつけました。
以前、私の事務所に在籍していたスタッフは、
この本を読んでいることを私に教えてくれました。
(2)読む前の偏見
ア 「やりたいことがみつかる」は幻想
私は【「自分のやりたいことを見つけられる」というのは幻想】
だと思っています。
ですから、
私はスタッフに
「やりたいことを見つけ出そうとするよりも、
縁があって取り組んでいる
今の目の前の仕事を一生懸命こなし、
そうやってこなしてきたことが積み重なり、
積み上げらた経験が仕事の選択肢をふやし、
その選択肢の中から条件がいいものを選べばよい」
と放言した記憶があります。
イ たくさんの人に強い影響
とはいえ、
この本は27万部のベストセラーです。
また、中田敦彦のユーチューブ大学でも
【「やりたいこと」の見つけ方】の本が紹介されています。
こんなに反響がある本ならば、
私もこの本から学ぶことがあるような気がします。
ウ 進化
私はなぜ「スタッフにあのような放言をしたか」というと、
一応理由があります。
その理由は進化論になります。
生命が誕生したのは35億年前になります。
人間であるホモサピエンスは
おそくても25万年前に誕生しています。
人間を含む生命はその誕生以降、
種の保存を目的として、生命活動をします。
種の保存を目的として生命活動をしながら、
生物は進化します。
このような進化の過程において、
環境に適した種が生存していきます。
人間は25万年前の環境に適した動物です。
現在の考古学の見識では、
25万前の人間の生活スタイルは狩猟採集です。
そのため、私たちの体は、
このような狩猟採集の生活に適した
体の設計になっています。
一方で、
やりたいことの対象になる「文章を書く」
などの現代的行為は25万年前に存在してない行為です。
25万年前に設計された人間の体の構造上、
現代的な行為(文章を書く)をするための設計は
されていません
そうすると、
人間の体の設計上、
現代的行為に対して、
それが「やりたいこと」である
と断定するのは生物進化の点から間違いになります。
エ 仕事は相手のニーズに対応する行為
いったんここで、
進化論的なアプローチから
ごちゃごちゃ言うのをやめます。
次は現実的な視点から
【「やりたいこと」を選ぶのはナンセンス】との意見を述べます。
とくに「やりたいこと」の仕事をみつける場合についてです。
仕事をするということはお金をもらうことなので、
お金を払う人の要望に合わせて、
その業務をこなすことになります。
そうなると、
自分が「やりたいことをやる」という姿勢で
仕事をするのではなく、
相手のニーズに合わせて仕事をすることになります。
こういう仕事の性質上、
仕事とは自分がやりたいことを
やるものではありません。
オ 対象の認識
さらに、「やりたいことをみつける」ということは
やろうとする対象そのものを100%知らないはずです。
対象を知らないのに、
その対象を「やりたいたいもの」といえるのでしょうか
だから「やりたいこと」は物理的に見つかりません。
たとえば、ある一流企業の営業職を希望する場合、
その会社の営業の内容は、
現在その会社に在職している営業職員しか
しりません。
ですから、
しらないものをやるまえから
「どうしてそれをやりたいこと」と
いえるのかが不思議です。
カ 結論
だから
「やりたいことがみつかること」は
幻想だと思います。
(3)読後
ア 本の要約
【「やりたいこと」を見つける】の
本を要約します。
「やりたいこと」は
「すきなこと」「得意なこと」「大事なこと」を
それぞれ満たす物の中にある。
「大事なこと」は自分にとって大事な物であれば、
それは人生の目的になる。
逆に大事ではあるけど、
自分にとって大事なものでなければ
それは仕事の目的になる。
イ 感想
【「やりたいこと」の見つけ方】の著者:八木仁平さんは
たくさんの人を導きました。
相談者の3つの条件を満たしたから
「やりたいこと」を導けたのだと思います。
とはいえ、そもそもこれら3つのものをみたしている人が
いるのか疑問です。
3つの円を隣接して描けば、
それら3つの円が重複する箇所があります。
これは自明です。
一方で「やりたいことの見つけ方の」手法として、
「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」の
それぞれ円を描きます。
この時、それぞれの3つの円を隣接して描きます。
そうすると、それぞれの円を表す
「すきなこと」「とくいなこと」「だいじなこと」が
重なった場所ができます。
重なる場所があるのは当たり前です。
3つの円を隣接して描いているからです。
とはいえ、
この3つの条件
(「好きなこと」「とくいなこと」「大事なこと」)が重なることは必然ではありません。
しかし、これら3つの円を描くことで
3つの条件がかならず充足するかのような
ミスリードを誘導している印象があります
以上が本を読んだ感想です。
4 最後に
わたしは仕事以外に使うエネルギーを何に注ぐが
現代 検討中です。
死ぬまでにみつからないかもしれません
この本の内容に対して、懐疑的でしたが
とりあえず、この本が求めるように巻末にある
すべての質問には全部回答しました。
そうすると、
文章を書くことが好きであることを
再確認できました。
私は文章を書くことが好きだ
ということが再確認できました。
また私は「頭が悪いこと」のコンプレックスが
異常に強くそのコンプレックスを克服することが
私の行動指針になっていることも
再認識できた気もします。
